上方向への思惑が台頭しやすいが…!?

まずはリスク回避強まる - 円買い
※ご注意:予想期間は6月27日と表示されていますが、本日(26日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 やはり“リスク回避/選好”を窺いつつ、“上を下へ”と神経質に揺れ動く展開でした。

 昨日は影響度の低かった日本(日経平均)にも“株安の連鎖”が波及し、一時は前日比300円超(高値から470円超)の急落を見せました。このためリスク回避姿勢の円買いが優勢となり、ドル円は97円を一時割り込むところまで売り込まれました。
中国は懸念払拭に向けて動き出す…
 一方で“株安の連鎖”のキッカケである中国からは、「必要ならば資金を供給する」「すでにいくつかの金融機関には資金供給を行った」と、やっと中国人民銀行が懸念払拭に向けて動き出しました。これが好内容となった米経済指標と相俟って、急速にドル買い・円売りが台頭していきました。こうしてNYタイム中盤には再び98円ラインへと値を戻すなど、“リスク回避/選好”に振り回される中で“上を下”へと揺れ動く“往って来いの乱高下”を演じました。
上方向のポイントは引き続き「日銀“ゼロ回答”前水準」
 こうした中で本日の展開ですが、引き続き“リスク回避/選好”を窺いながら“上を下へ”と神経質に揺れ動く展開を想定しておかなければならないところです。

 98円を回復している状況からは「やや上方向への思惑が台頭しやすい」と見るのが自然ですが、一方で上方向を目指す上でのポイントは日足・一目均衡表基準線ともほぼ重なる「日銀“ゼロ回答”前水準(98.80円付近)」の突破と見られます。このライン手前には分厚いドル売りオーダーが控えていることを鑑みると、安易に上方向への期待を囃すことは出来ません。また「好内容な米経済指標が相次いだ割に、昨日の上昇幅は小さい」との声もあります。昨日こそ絶好調?ではありましたが、まだまだ米経済指標は“まだら模様”と考えるのが自然でもあり、“リスク回避/選好”に振り回されやすい状況下では“行き過ぎたドル買い”に慎重となっているとも考えられるからです。
下方向のメドは100日移動平均線
 昨日にレンジの中心(真ん中)と指摘した「日足・一目均衡表先行スパンの雲の下限」は、本日より98.15円付近へとやや切り上げています。このため中心をやや切り上げ、そして上方向は「日銀“ゼロ回答”前水準(98.80円付近)」、下方向は「100日移動平均線(本日は97.05円付近)」のレンジを想定し、“リスク回避/選好”を窺いながら“上を下へと神経質に揺れ動く”展開を再び想定しておきたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:99.396(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:99.170(50日移動平均線)
上値3:98.748(日足・一目均衡表基準線、6/11の日銀ゼロ回答前水準、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:98.284(ピボット1stレジスタンス)
上値1:98.145(日足・一目均衡表先行スパン下限)
前営業日終値:97.842
下値1:97.469(20日移動平均線)
下値2:97.029(100日移動平均線、大台、6/25安値)
下値3:96.856(6/21安値)
下値4:96.502(ピボット2ndサポート)
下値5:96.343(日足・一目均衡表転換線)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
11:25 ドル円 抵抗・支持ライン追加