<検証話題株・群栄化学> 3Dプリンターの本命、短期資金を呼び込み急騰(1)

 群栄化学工業<4229.T>が5月下旬以降、突如として動意づいた。それまでは200円台前半でのもみ合いを続ける銘柄だったが、3Dプリンター関連の話題に火が付き、一気に489円(6月4日)まで駆け上がった。まだまだ上昇する可能性は十二分にあるが、まさに現時点での「話題株」と呼ぶにふさわしい銘柄といえよう。

 群栄化学の上昇のきっかけは、5月29日付日本経済新聞の「3Dプリンター造形速度10倍、次世代機開発、産官学で」という記事からだった。記事内容は、日本で産官学の連携による次世代3Dプリンターの開発計画を進めるために経済産業省が開発費を支援し、5年以内に鋳物の量産に必要な『砂型』を製造できる高性能機を実用化するというものだったが、この行動プロジェクトの参加企業で、鋳型の材料(砂やバインダー)の開発を担当する企業として同社の名が挙げられていたのだ。

 このことから「『3Dプリンター関連』の本命株」と目されるようになり、ストップ高を交えて4日続伸を記録。この間、6月3日には東京証券取引所が日々公表銘柄に指定したことで、売買の自由が制限されるとの懸念があったが、逆日歩の再点灯もあって、これを気にかけることもなかった。このあたりはまさに「往年の仕手株の復活」といった感があったが、6月4日には急ピッチの上昇の反動で利益確定売りから反落した。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)