<私の相場観>=SBI証券・投資調査部長 鈴木 英之氏

 7月の相場を考慮した場合、株式市場は底値固めから上値を試す展開が見込めそうだ。日経平均の想定レンジは1万2500~1万4500円。夏相場に向けた堅調な値動きを予想する。

 日経平均の予想PERは今回の相場がスタートした昨年11月時点とほぼ同水準(13~14倍)にあり割高感はない。

 7月は参議院選挙と3月期企業の第1四半期(1Q)決算の発表がある。参院選は、自民党が勝利すれば衆参両院の多数派政党が異なる「ねじれ」が解消する。外国人は政治面の安定化を評価し、買い姿勢を強めることもあり得る。

 第1四半期決算も為替の円安効果もあり悪くはないだろう。

 中国情勢は、より長い目でみる必要がありリスク要因となりそうだ。

 注目できるのは電機株と自動車株。電機絡みでは年末に向け新型ゲーム機の投入も予定されている。村田製作所<6981.OS>など電子部品株や東京エレクトロン<8035.T>など半導体製造装置メーカーは面白いだろう。また、トヨタ自動車<7203.T>など自動車株にも上値妙味がありそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)