<動意株・27日>(大引け)=カーバイド、テレビ東京、ダイキンなど

 日本カーバイド工業<4064.T>=後場大きく切り返した。ここ上値の重い展開できょうも朝方は安かったが、「午前10時前に下値に突っ込んだところで大口の買いが入り切り返し、以下は売りが薄くなって次第高の展開となった」(市場関係者)という。ここ最近は「全員参加型仕手株というと聞こえはいいが、相互乗り入れ的に資金が流入し、一枚岩でない印象を持つ」(中堅証券)という指摘もあったが、材料株の中軸銘柄としての底力を発揮した形だ。

 テレビ東京ホールディングス<9413.T>=急伸。未踏の1600円台に歩を進めている。年25円配当を計画しているにもかかわらず、PBRが依然として0.7倍台と大きく解散価値を下回っていることから、一部ではファンド筋の買いなどの可能性も取り沙汰される。日本はテレビアニメや漫画、キャラクターの版権ビジネスで海外から高評価を得ているが、このコンテンツの海外輸出が日本の成長戦略推進の一環として注目されている。

 ダイキン工業<6367.T>=5日ぶり反発。中国経済変調を受けて中国関連株の一角として売りに押される展開を続けていたが、値ごろ感から買い戻しを誘っている。中国国家統計局は27日、一定規模以上の工業企業の13年1~5月期の利益が前年同期比で12.3%増と発表した。この増加率は1~4月期に比べ拡大していることから、目先の過度な不安が後退した。

 大日本住友製薬<4506.T>=急反発。厚生労働省の審査委員会が26日に、理化学研究所などが申請していたiPS細胞を使う臨床研究計画を承認したことで買い気が再燃した。同社は日本網膜研究所と連携してiPS細胞技術による加齢黄斑変性の新たな治療法など実用化を目指している。

 大研医器<7775.T>=大幅高。中東呼吸器症候群(MERS)と呼ばれる新型のコロナウイルスがサウジアラビアから欧州にまで感染が広がっていることで、日本への感染への懸念から、真空吸引器や殺菌水製造装置など感染防止分野に強みを有する同社に改めて関心が高まっている。発熱、せき、息切れや呼吸困難、肺炎などの症状が深刻化しており、日本でも感染防止策への議論が高まっている。

 ACCESS<4813.T>=反発。今1月期は第1四半期(2~4月)で、連結売上高36億4200万円(前年同期比16.6%増)、経常利益11億2900万円(同79.5%増)と大幅増益となったことから業績好調を見直す動き。米・アップル社が次期「iPhone」の開発を進めていることから同社が保有する特許権採用動向が注目されているうえ、25日には集英社の公式マンガアプリ「マーガレットBOOKストア!」に同社の電子出版プラットフォーム「PUBLUS」が採用されたことを発表している。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)