海外勢のドル高期待

欧州勢の参入とともに98円台へ上伸
東京市場のドル/円は日経平均株価が堅調に推移したにもかかわらず97円台後半でもみ合いが続いたが、その後、欧州勢が参入してくる時間になって98円台を回復した動きを見ると、海外勢のドル高期待の強さが窺われる。
米経済指標がドル高につながるか注目
本日は、米国で新規失業保険申請件数や5月PCEデフレータ(いずれも21:30)が発表される。米FRBの2大責務は「雇用の最大化」と「物価の安定」であるだけに、量的緩和の早期縮小観測が強まる中、これらの指標への注目度は高い。
株式市場との兼ね合いはあるものの(早期縮小観測が高まると株価が下落する可能性がある)、労働市場の改善や物価上昇率の伸びが示されれば一段のドル高につながろう。
それでも上値は限定的か
ただ、中国リスクは払拭できておらず、半期末を間近に控えているというタイミングの中では、ドル/円が一方的に上昇する事も考えにくい。24日高値の98.70円や節目の99.00円付近では上値が重くなりそうだ。