【買い】サントリー食品<2587>公募価格に割安感はないが初値後の株価形成に期待=西村剛

公募価格に割安感はないが、2,3日はボラティリティの高さから投機資金の流入が期待できそう。
■注目銘柄
【買い】サントリー食品インターナショナル<2587>

■注目理由
注目の大型IPO銘柄。サントリー食品インターナショナル<2587>は、缶コーヒーのBOSSや「伊右衛門」でおなじみの飲料メーカーであるサントリーの中核企業です。想定時価総額は約9600億円で、日本航空や電通、オリンパスといったクラスと同等の大きさとなります。

同社の理論株価はおおよそ2900円で3100円の公募価格はすでに昨今の株式市場の活況を反映させた形となっており割安感はありません。大型IPOと言うことで主幹事証券会社を中心に初値こそ公募価格を上回る数字になるように積極的に営業を行なうでしょうが、すでに割高な公募価格を考えれば初値で3000円~3200円が妥当ではないでしょうか。

ただ初値が安く付くことで、その後の株価形成には期待できそうです。注目度の高いIPO銘柄と言うことで上場後2,3日はボラティリティが高い展開が予想され、場合によってはデイトレーダーを中心とした個人投資家の資金が流れ込む可能性があります。そのため一時的に公募価格を上回る株価が付く可能性がありそうです。ただ中長期的に考えれば公募価格に割安感はなく、仮に上場後株価が上昇したとしても1ヵ月後には理論株価近辺の3000円前後に落ち着くのではないでしょうか。

注目のIPO銘柄であるサントリー食品<2587>、上場後2,3日までは個人投資家の資金流入が期待出来そうではありますが、短期トレードと割り切ってのぞむのが得策でしょう。