〝半値戻し〟達成で、復調相場に勢い

相場格言では『買い』
 2日の東京株式市場は、前日の欧米株高や、外国為替市場での円安進行を受け買い優勢となり、日経平均株価は高値引けで、約1カ月ぶりに1万4000円台を回復した。

 相場格言の「半値戻しは全値戻し」で知られる〝半値戻し〟の水準を2日の日経平均株価が達成した。終値ベースで5月22日の年初来高値(1万5627円)から6月13日の直近安値(1万2445円)までの下落幅(3182円)の半値戻しは1万4036円。2日終値で1万4098円まで上昇したことで〝半値戻し〟となった。したがって、中期的には〝全値戻し〟の可能性が強まったといえる。

 「半値戻しは全値戻し」という相場格言は、下落幅の半分まで値を戻した全体相場や個別銘柄は、将来的には元の水準(全値)まで戻る勢いがあるというのが一般的な意味だ。ただ、一方では半値まで戻した相場では、全値戻しを期待するなど欲張らずに売却したほうが良いという見方があるのも事実。

 今回の戻りで特徴的なのは、2日までの4日間続伸で日経平均株価が1264円高と短期間に急騰していることから、売買代金は極めて少ないなかでの上昇という点。長い時間を掛けて戻したケースに比べて戻り売りの圧力は限定されることになりそうだ。
日本酒に乾杯! 世界飛翔で企業大変貌へ
 寿司、てんぷらはもちろんのこと、ラーメンや居酒屋まで、いまや世界は日本食ブームと伝えられる。国も、クールジャパン戦略を旗頭に、日本食を一層世界に広めていく方針だ。さて、日本食で切っても切れないものと言えば、やはり日本酒だろう。

 日本酒(清酒)も世界で静かなブームと言われており、実際のところ、ここ数年で清酒の輸出は量、金額ともに大きな伸びを見せている。ちなみに、国税庁・酒類の輸出統計によると、輸出金額は06年に61億500万円だったものが12年には89億4600万円に、輸出数量も1万269キロリットルから1万4131キロリットルと、金額・数量ともに大幅な伸びを見せている。

 日本式の居酒屋も海外展開が急と言われ、これにつれて清酒の大幅な拡大は必至とみられる。これにクールジャパンという国策も加わり、今後日本酒製造メーカーは、世界展開を視野に入れることになり、まさに企業大変貌の転機がやってきている。

 〝清酒銘柄〟の筆頭と言えば宝ホールディングス<2531>で、「松竹梅」という絶大なブランドを持ち、米国、中国でも現地生産を行っている。

 また、傘下に合同酒精、富久娘酒造など著名ブランドを有するオエノンホールディングス<2533>や、評価の高い酒造メーカーを数多く展開しているジャパン・フード&リカー・アライアンス<2538>からも目が離せないところだ。