<話題の焦点>=注目集める富士山効果、世界遺産で電鉄に恩恵も

 ユネスコの世界遺産委員会が富士山を三保松原を含めた形で世界文化遺産として登録することを正式に決定したことで、富士山周辺への観光客が増加している。

 今回の正式決定で期待されるのが、他の国内の世界遺産への波及効果だ。特に海外から日本に訪れる観光客は、長期休暇をとって富士山だけでなく国内の様々な世界遺産にパッケージとして旅行する可能性も高いだけに、各世界遺産と繋がりが深い地元企業などが恩恵を享受しそうだ。

 世界遺産は、北海道の知床から沖縄の琉球王国のグスク及び関連遺産群まで各地に点在するが、富士山との連動を考慮すれば、本州に立地し新幹線で移動可能な世界遺産がターゲットになってきそうだ。

 具体的には都市部に立地する古都奈良の文化財や古都京都の文化財、姫路城や広島の原爆ドームが挙げられるが、以下の通り地域に根ざした私鉄各社がターゲットになろう。

 近鉄は阪急阪神ホールディングス<9042.T>の阪神電鉄と相互乗り入れしており、阪神と相互乗り入れの山陽電鉄で奈良から姫路場への移動も可能になり恩恵が大きそうだ。

◆主な世界遺産の関連銘柄

銘柄(コード)     関連する世界遺産

京阪電気鉄道<9045.OS> 古都京都の文化財
近畿日本鉄道<9041.T>  古都奈良の文化財
広島電鉄<9033.T>    原爆ドーム
山陽電気鉄道<9052.OS> 姫路城

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)