<私の相場観>=外為どっとコム総合研究所・研究員 ジェルベズ 久美子氏

 今後の為替相場は、基本的には9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)からの量的緩和の縮小を主眼に定めたうえでの、ドル高・円安の方向にあると見ている。

 ただ、9月のFOMCまでは時間があり、目先的にはドル円の動きに一貫性がなく、方向感が定まりにくい相場となっている。

 米国の量的緩和の縮小は、株式市場にはマイナス要因とみられる。もっとも、米国景気拡大は株にはプラスとなる一方、量的緩和縮小につながる面がある。いまの市場は、材料に対する反応が一貫せず株も為替も債券も混乱している面がある。

 またポルトガルの政局不安や中国経済など不安要因もある。今月中旬のバーナンキ発言や月末のFOMCの内容を確かめながらの展開が続こう。

 今後1カ月程度のドル・円相場は96円~104円の幅広いレンジでの相場を想定している。ユーロ・ドルは1.27半ば~1.34ドル前後をみている。

 豪ドル・円は、88~93.5ドル前後を想定する。中国の先行き不透明感もあり当面はきつく、90円割れに向けた動きも予想される。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)