ドル買いに傾斜したがっているが…!?

事前予想を上回るNFP、楽観論が台頭 - ドル買い
※ご注意:予想期間は7月9日と表示されていますが、本日(8日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 先週末はドル買いが強まる展開でした。

 注目の米雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)が事前予想を上回る+19.5万人となったからです。失業率は事前予想を下回る7.6%の横ばいとなりましたが、NFPは前回・前々回分も上方修正されたことから、「失業率を継続的に低下させる+20万人は現実のものとなりつつある」との楽観論が、QE(米量的緩和)の早期(9月?)縮小観測へとつながったからです。

 こうして米国債利回りが大幅に上昇(債券価格は下落)する中、ドル円は100.80~101.00円に積み上がっていたドル売りオーダーを一気にこなし、101.20円付近へと大きく上伸していきました。週末であったことから先週末段階では最大の上値目標とされた“日足・一目均衡表先行スパンの雲の上限
(101.17円)”の明確な上抜けはお預けとなりましたが、週明けの本日オープニングですでに突破してきており、上方向(ドル買い)に傾斜したがっているマーケットの様相が窺えるところです。
ドル買いには安心感が立ちやすい…?
 こうした中で本日は、“上方向に傾斜したがっているマーケット”の度合いが注目されるところです。

 米国が出口を模索する中、入口に立ったばかりの日本、欧州も緩和政策の継続方針を示したことから、米国と日・欧の金融当局の立ち位置は明らかに反対方向を示しています。このためドル買いには安心感が立ちやすく、先高への思惑が台頭から101円後半から102円ラインを窺う展開も想定されるところです。
しかし新たな要因が浮上しない限りは…!?
 一方で短期的には、下落行き過ぎサインが点灯しつつあります。このため国内輸出筋のドル売りニーズは旺盛と見られることから、101.50~101.80円付近に展開するドル売りオーダーはそれほど分厚くないとされているものの、新たな円売り・ドル買い要因が浮上しない限りは、上値を押さえられる可能性は十分に考えられるところです。
ポイントは100.50円・100.80円付近
 “ネガティブインパクト”こそなかったものの、“欧州絡みのリスク回避姿勢”等、わずかではあるものの“マーケットテーマが変わりつつある”ようにも感じます。ドル買いへの安心感を背景に“上方向を攻める様相は継続”すると見られますが、後押しする新たな要因が浮上してこない限りは“上値も押さえられやすい”と考えてておきたいところです。ポイントとなるのは、やはりドル売りオーダーが展開している100.50円、そして5/30高値(100.80円)付近でしょうか・・・?
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:102.966(ピボットハイブレイクアウト、大台)
上値4:102.523(6/30高値)
上値3:102.090(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:101.798(5/30高値)
上値1:101.638(ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:101.186
下値1:101.000(大台)
下値2:100.464(7/2~7/5の38.2%押し)
下値3:100.310(ピボット1stサポート)
下値4:100.000(7/2~7/5の61.8%押し、大台)
下値5:99.434(ピボット2ndサポート、50日移動平均線)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
11:54 ドル円 抵抗・支持ライン追加