外為サマリー:1ドル101円30銭台の円安、米雇用統計受けドル買い先行

 8日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=101円34~35銭近辺と前週末午後5時時点に比べ1円07銭の円安・ドル高。対ユーロでは1ユーロ=129円98~130円02銭と同80銭の円安・ユーロ高で推移している。
 円は101円30銭前後の円安水準で推移。週末5日に発表された米・6月雇用統計は非農業部門雇用者数が19.5万人の増加と市場予想(16.5万人)を上回った。失業率は7.6%(市場予想は7.5%)だった。新規雇用者数も増加幅は4月と5月分も上方修正されており、市場には「9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)からの量的緩和の縮小が視野に入った」とみる声が増えている。特に、米10年債利回りは2.7%台に上昇と日米金利差が拡大していることがドル買い・円売りを誘っている。5日のニューヨーク株式市場が大幅高となったことも、量的緩和の縮小に対する懸念よりも「米国景気拡大に市場の焦点は移りつつある」ことを示しており、リスクオン姿勢が強まりつつある。
 今後の利下げを模索するユーロ圏と米国の金融政策の方向性の違いがユーロ売り・ドル買いを呼び、ユーロは対ドルで下落。1ユーロ=1.2826~27ドルと前週末に比べ 0.0057ドルのユーロ安・ドル高だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)