<話題の焦点>=セメント販売、復興と財政出動で回復鮮明

 セメント需要が順調な伸びをみせている。「震災復興」と安倍政権下での「公共投資の拡大」、それに「マンション販売の伸び」などがセメント販売を押し上げている。

 セメント協会によると5月の国内セメント販売は前年同月比6.2%増の362万トン。5カ月連続でプラス圏で推移しており、4月は前年比で12%増と大幅な伸びをみせている。

 2012年度のセメント販売は、前年度比4.4%増の4375万トンと2年連続の増加を記録。同協会では13年度は4600万トンを見込んでいるが、需要の伸びを背景にこの見通しを上回る勢いだ。すでに、各社の工場はフル生産の状態にあり、輸出分を国内向けに振り向ける状況にある。このなか、セメント値上げも図られている。

 業界大手の太平洋セメント<5233.T>と住友大阪セメント<5232.T>の株価は高値圏で推移している。また、デイ・シイ<5234.T>や宇部興産<4208.T>、三菱マテリアル<5711.T>なども注目。加えて、セメント関連製品では日本ヒューム<5262.T>やジャパンパイル<5288.T>なども狙い目だ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)