TDKが反発、スマホ効果期待で底入れ反転トレンド鮮明

 TDK<6762.T>が反発。直近5日・25日移動平均線がゴールデンクロスしており、底入れ反転トレンドが鮮明だ。ここ同社をはじめ電子部品セクターの収益環境に改善傾向が確認されている。スマートフォンやタブレットPCの需要増勢が各種部品メーカーの受注増加に反映され始めており、7~9月期は4~6月期と比較して各社追い風が強まっている。スマホ商戦の活発化は高年齢層世代への普及加速が背景にあり、例えばドコモがソニーと韓国サムスン製品を“ツートップ”に注力の構えをみせるなど、国内通信キャリアも需要取り込みに躍起だ。その中で、TDKの14年3月期業績は連結営業利益で前期比38.6%増の300億円を見込んでいるが、市場筋の間では一段の増額修正が濃厚との見方が強い。スマートフォン向け高周波部品が大きく伸びていることがその根拠で、会社側予想にはこの好調が完全に織り込まれていない。また1ドル=90円の社内想定レートから、為替の円安メリットも大きそうだ。海外資金の買いが観測されるほか、5月23日の年初来高値から時価は1000円程度も下値に位置しており、値ごろ感から短期筋の買いも誘っている。

TDKの株価は10時30分現在3645円(△65円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)