下値の堅さが意識されるが…?

イベント不在、利益確定から調整 - ドル売り
※ご注意:予想期間は7月10日と表示されていますが、本日(9日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 主だった米経済指標が不在となった昨日は、先週末の強い米雇用統計で幅広い通貨に対して進行したドル買いに“利益確定のポジション調整売り”が入りました。

 流れを引き継いだオープニングこそ上値を窺い、上値メドとされた日足・一目均衡表先行スパンの雲の上限(101.15円)を突破したものの上値を伺い続けることは出来ず、欧州タイム序盤には101円の大台を割り込む動きを見せています。主だった中国経済指標が今週は予定されていることへの警戒感もあり、ほぼ全面安となったアジア株式に引っ張られる形で値を落としていきました。

 もっとも米国と日・欧の金融当局の立ち位置は明らかに異なり、ドル買い安心感は下値を支える形で機能し続けています。このため101円の大台は割り込んだものの下値は100.80円付近と限定されており、“利益確定のポジション調整売り”という言葉がぴったり来る展開だったといえます。
抵抗ラインの雲を突破した格好…
 こうして向かえた本日ですが、基本的には下値の堅さが意識される展開が想定されるところです。

 上値メドとされた日足・一目均衡表先行スパンの雲の上限は徐々に切り下がってきており、本日は100.78円付近に展開しています。つまり“値位置は下がった”ものの“抵抗ラインの雲は突破”した格好となっており、今度は同ラインが下値メドとして機能する可能性が指摘されるからです。100.60-50円に分厚いドル買いオーダーが展開していることも、下値を支える形を後押しすると見られます。
内容次第でリスク回避台頭も、基本的には膠着状態…!?
 もっとも本日から、前記した中国経済指標が発表(本日は消費関連)されます。景況感に関する経済指標ではないことから“マーケットへのインパクトは限定的”との声が多い状況ですが、結果次第ではリスク回避姿勢が台頭しないとも限らないだけに注意が必要です。

 101.20円から上方向には分厚いドル売りオーダーも散見されていますので、前記した100.80円(場合によっては100.60-50円)との間に挟まれたレンジの中で“膠着しつつも揺れ動く”と考えるのが自然といえるかもしれません。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:102.165(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:102.000(大台)
上値3:101.798(5/30高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:101.532(7/8高値)
上値1:101.419(ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:100.990
下値1:100.785(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値2:100.660(7/3~7/8の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値3:100.391(7/3~7/8の50%押し、ピボット2ndサポート)
下値4:100.122(7/3~7/8の61.8%押し)
下値5:100.000(大台)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
11:54 ドル円 抵抗・支持ライン追加