三井住友など大手銀行株が活況裏に上昇、海外資金の買い観測

 三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>など大手銀行株が物色人気に沸いている。「ここメガバンクは金利上昇懸念など底流に保有国債価値の低落リスクなどが買いを手控えさせていたが、行き過ぎた不安の修正が、全体相場の戻り局面で出遅れ株物色に形を変えて資金を引き寄せている」(準大手証券)と指摘される。買い主体としては海外資金の存在が意識されている。ポルトガルなどの政局不安の後退で欧米株が総じて高くなり、外国人投資家のリスク許容度改善から日本株への攻勢が足もと強まっているが、その中で「時価総額の大きい銘柄がターゲットとなりやすく、さしあたってここポジションを減らしていた銀行株がターゲットとなったのではないか」(同)という見方。きょう発表された中国の6月のCPIもほぼ市場想定の範囲内で、波乱要素がひとつクリアされたことも、金融や不動産の物色人気に影響しているとみられる。

三井住友の株価は13時40分現在4790円(△120円)
三菱UFJの株価は13時40分現在656円(△18円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)