<動意株・9日>(大引け)=KOA、よみランド、アイネスなど

 KOA<6999.T>=大幅高。スマートフォンやタブレットPCの需要増勢を追い風に業績回復期待が強く、見直し買いが加速している。同社は固定抵抗器では世界トップシェアのグローバル企業だが、7~9月期は4~6月期と比較してスマートフォン関連需要が牽引しビジネスチャンスが広がっている。また、ここ低迷していたパソコン向けも9月以降はメモリー各社の設備投資意欲回復が予想されており、「電子部品株への機関投資家筋の買い戻しが期待できる」(準大手証券)という。

 よみうりランド<9671.T>=堅調。含み資産関連株に物色の矛先が向く中で同社にも買い資金が回っている。全体相場は流動性の高まりが観測される中、ここ再び回転が効き始めた個人投資家資金の物色ターゲットとして人気素地がある。株価は今年4月に1143円まで上値を伸ばした後、その後調整を入れたが、26週移動平均線でピタリと下げ止まり切り返しに転じていることで、年初からの中期上昇トレンドは維持されている。

 アイネス<9742.T>=急反発。同社は日立系の情報処理サービス大手で金融系に強く、自治体向けで高実績を誇る。したがって政府が2016年から導入の方針を示すマイナンバー制度では活躍素地が大きい。有利子負債ゼロという好財務体質に加えてPBRはわずかに0.7倍台、日柄、値幅両面で十分な調整を入れての出直りで上値も軽く、足もと買い人気が加速している。

 神栄<3004.T>=大幅高で3日続伸。材料株の循環物色が繰り広げられる中で、同銘柄への波状的な物色資金流入が続いている。老舗の繊維商社ということもあり、土地含み資産関連株の一角として人気素地を内包する。今年3月6日に突発人気を博し、そこから4連続ストップ高で株価を3倍化させるという離れ業をみせた。個人投資家資金を引き寄せる材料株の中でもそのボラティリティの高さは群を抜いている。

 図書印刷<7913.T>=急騰。今年の3月初旬から4月上旬にかけて特定資金の買い攻勢思惑の中で株価を2.5倍化させたことは記憶に新しい。5月以降は25日移動平均線を上値抵抗線に調整色を強めていたが、ここ最近は売り物が枯れて5日・25日移動平均線を絡め株価は収れんする動きをみせるなど、浮上気配を醸していた。電子書籍への展開や土地含み関連株としての材料性が折に触れてハヤされるほか、PBRが0.6倍台とバリュエーション面で割安感があることも買いの手掛かりとして意識されている。

 ムーンバット<8115.OS>=4日続伸。各地で猛烈な暑さとなり、東京都心ではこの日で3日連続の猛暑日となるなかで、洋傘トップの同社は日傘の販売増が期待されている。紫外線を99%以上の高い数値でシャットアウトする三層構造の高機能日傘「ビューティトップ」を手掛けていることも再度話題となっており、目先的には6月20日の年初来高値229円が意識されるところだ。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)