基本は膠着継続も、レンジはやや下方向…?

小動きに終始する展開 - ドル円
※ご注意:予想期間は7月11日と表示されていますが、本日(10日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 昨日は小動きに終始する展開でした。

 前日の欧州タイムから基点とする“株高の連鎖”がアジア市場にも波及したことに伴い、東京タイムではリスク選好姿勢から上値を窺う場面も見られました。しかし101.20円から上方向に展開していた分厚いドル売りオーダーを完全にこなすことは出来ず、高値は101.291円・Bidに押し留められています。もっとも“米国-日・欧の金融当局の立ち位置”の違いはドル買いに安心感を与えやすく、切り下がった日足・一目均衡表先行スパンの雲の上限(昨日は100.78円付近)では下値も支えられ続けました。
“QE縮小”は“その後の景況感”へとテーマが変化…?
 こうした中で本日の展開ですが、引き続き、101円ラインを挟んだ“方向感の定まらない膠着状態”が継続しそうな雰囲気をかもし出しています。

 前記したように、ドル買いには安心感が台頭しやすい状況が続いています。これが下値を支える形で機能しており、基本的に下値の堅さが意識される展開が想定されるところです。一方で、マーケットは“QE(米量的緩和)の早期縮小”をすでに織り込んでしまった感があり、現在は“縮小後の景況感”に対する思惑へと注目するテーマが変わったようにも感じます。このため一方向への動きも限定されやすく、利益確定売りが入りやすい地合いも続きやすくなっています。
昨日に比べると「レンジはやや下方向…?」。
 日足・一目均衡表先行スパンの雲の上限を突破しており、テクニカル的には“ドル買い・円売り”のトレンドは継続していると考えるのが自然です。しかしながら6/18-19分のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録とバーナンキ・FRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演等を控える本日は、積極的なポジショニングが手控えられやすいとも考えられます。そうした状況下で“株高の連鎖”に“陰り”でも見えるようなことがあると、上値が急に押さえられてもおかしくありません。そして下値を支えると見られるのは前記した日足・一目均衡表先行スパンの雲の上限ですが、本日はさらに100.55円付近へと切り下がっています。

 新たな要因が加わらない限りは「101円ラインを挟んだ膠着状態継続が基本路線」でしょうが、昨日に比べると「レンジはやや下方向か…?」。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:102.000(大台)
上値4:101.798(5/30高値)
上値3:101.532(7/8高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:101.363(ピボット1stレジスタンス)
上値1:101.291(7/9高値)
前営業日終値:101.137
下値1:100.838(ピボット1stサポート)
下値2:100.660(7/3~7/8の38.2%押し)
下値3:100.544(日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット2ndサポート)
下値4:100.391(7/3~7/8の50%押し)
下値5:100.122(7/3~7/8の61.8%押し)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
11:47 ドル円 抵抗・支持ライン追加