<動意株・10日>(前引け)=群栄化、タツタ、新日科学

 群栄化学工業<4229.T>=一時ストップ高寸前の633円まで買われる。同社は産官学の連携による3Dプリンターの開発計画では鋳型の材料開発で参加すると伝えられており、市場では関連株の最右翼として注目度が高い。ただ、同銘柄の場合は仕手系色が強く、最近は特定資金を背景とした需給思惑のほうが前面に押し出されている。「ここにきて同じ材料株物色の柱とみられていたカーバイドからの物色資金のシフトが観測される」(中堅証券)という指摘も。

 タツタ電線<5809.T>=大幅高で4ケタ大台回復が視野に。電子情報技術産業協会と情報通信ネットワーク産業協会が9日発表した5月の国内メーカーのスマートフォン出荷台数は前年同月比で74.2%増と、3カ月ぶりに大幅プラスに転じた。電磁波シールドフィルムが収益の主柱とする同社は、スマホ向けなどで世界シェア約9割を占めており、足もとのスマホ出荷好調を刺激材料に大きく買いを集めている。

 新日本科学<2395.T>=続伸。厚生労働省と米食品医薬品局(FDA)はiPS細胞を利用した再生医療製品の審査基準を共通化する方針が複数のメディアを通じて報じられ、これが株価を刺激。同社は、4月に理化学研究所認定ベンチャーである日本網膜研究所の3億円の第三者割当増資を引き受け、同研究所が進める網膜疾患を適応症としたiPS細胞技術の早期の臨床応用・実用化を支援しているほか、既に京都大学iPS細胞研究所とiPS細胞を使ったパーキンソン病治療の実現に向けた共同研究を進めるなどで、iPS細胞関連最右翼の中軸銘柄に位置づけられている。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)