<マーケットアイ> 個別材料株 繚乱、冴えぬ主力株横目にテーマ株のオールスターキャスト(1)

 きのう10日の東京株式市場は米国株高などを背景としたリスク選好ムードに支えられ、前場はプラス圏にあったが、その後は利益確定の売りに押された。日銀の金融政策決定会合や米国でのバーナンキFRB議長の講演などを前に、主力株は一様に買い手控えムードが強く、為替が円高に傾くと全体指数は一段と軟化した。しかし、そうした中にあって、個別材料株への物色ニーズは旺盛で、急騰銘柄が相次ぐなど個人投資家健在を印象づける地合いとなった。

 きのうの東京株式市場は、目先買い疲れ感も意識されていた。朝安後はプラス圏に切り返したが上値は重く、中国の6月貿易統計が市場コンセンサスを下回ったことが伝わると、再度マイナス圏に沈むなど不安定な動きだった。

 後場は為替市場で1ドル=100円台前半に円高が進行したのを受け「今週末にオプションとミニ日経平均先物7月物のSQ算出を控えていることもあって、機関投資家などから主力株のポジションを軽くする売りが出た」(準大手証券)。

 ここ日経平均は戻り足を強め、25日移動平均線との上方カイ離は前日時点で8%を超えており、高値警戒感も強い。その点から指数に連動しやすい主力株は手掛けにくく、後場は押し目買いの動きもまばらだった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)