東京株式(寄り付き)=為替の円高進行を嫌気し続落

 11日の東京株式市場は大きく売り先行でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比141円安の1万4275円と続落。前日の米国株市場ではNYダウが小幅ながら5日ぶり反落となったほか、為替市場で急速に円高が進行、1ドル=98円台に入るなど大きく円が買われる展開となっており、これを受けて主力株中心に広範囲に売りが優勢となっている。日本時間早朝に発表されたFOMCの議事要旨の内容から、量的緩和の早期縮小に対する見方が後退したことが円買い・ドル売りの背景となった。対して日銀は前日から行われている金融政策決定会合の結果をきょう発表するが、追加緩和策は打ち出される可能性は低いとの見方が市場では支配的。マーケット関係者の間では4月にまとめた展望リポートの中間評価などに注目する向きが多い。足もとは見極め材料が多いことに加えて、日経平均株価は25日移動平均線との上方カイ離などテクニカル面で依然としてスピード警戒感があり、目先は買いが手控えられやすくなっている。業種別にはほぼ全面安で、値下がりで目立つのは輸送用機器、不動産、ゴム製品、機械、証券など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)