<私の相場観>=いちよしアセットマネジメント・執行役員 秋野 充成氏

 株式市場は参議院選挙まで強含み、その後に再度調整局面入りする可能性があるとみている。

 参院選は自民党の勝利となり、衆院と参院の多数派が異なる「ねじれ」の解消が見込める。安倍政権の長期化も予想され、市場はこれを好感する格好での外国人買いに期待している。ただ、参院選からしばらくは成長戦略などに期待しづらく、今月下旬から始まる四半期決算も予想の範囲内にとどまりそうだ。

 米国もNYダウは1万5500ドル前後へのジリ高基調は見込めるが、中国や新興国の景気減速の影響は予想される。米国の量的緩和の縮小開始は、期待はやや後退したものの、9月の可能性はあるだろう。

 今後、1カ月程度を視野に入れた場合、日経平均は参院選に向けては、売り物が限られるなか1万5000円を視野に入れた展開を想定している。ただ、その後は、8月中に1万3500円前後への調整もありそうだ。

 当面の物色対象は、外需を中心とした自動車株や機械、電子部品セクターなどに注目したい。参院選後の成長戦略が出てくるのは秋口以降ではないか。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)