新明和が上値追い、継続的な買い集めの動き

 新明和工業<7224.T>が上値慕いの動きを続けている。ここ全体の地合いと離れて強調展開が際立つ。6月27日を目先の底とする戻り相場で、きょうまでの11立会日で陰線(始値より終値が下回る)となったのはわずかに1度だけ。「場中に継続的に上値を買う資金が入ってきていることを物語っている」(市場関係者)。
 7月21日の選挙後は参議院のねじれ解消が見込まれ、安倍政権の基盤強化の方向が想定されており、つれて懸案の公共投資拡大によるデフレ脱却のシナリオが一段と強まりそうだ。これに先回りして市場では公共インフラ関連を物色する動きが静かに盛り上がっている。同社はダンプカーなどの特装車のトップメーカーで国策関連需要を取り込むことが予想される。14年3月期業績予想について会社側では営業利益段階で53億円と前期比減益を見込んでいるが、極めて保守的で66~69億円程度まで大幅な増額余地が指摘されており、これを先取ろうとする買いも入っているようだ。
 また、同社が製造する水陸発着可能な救難飛行艇「US―2」が、その性能の高さから内外からの注目を集めており、これも株価上昇の思惑材料となっている。

新明和の株価は13時32分現在849円(△5円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)