外為サマリー:1ドル98円60銭台へ円高進む、ドル買いポジションの解消も

 11日の東京外国為替市場の円相場は、午後3時時点で1ドル=98円63~64銭近辺と前日午後5時時点に比べ1円82銭の円高・ドル安。対ユーロでは1ユーロ=129円42~46銭と同74銭の円安・ユーロ高で推移している。
 円は98円60銭前後への円高が進行した。午前中は米バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を材料視した円高が進んだが、午後は日銀金融政策決定会合で金融政策が据え置かれたことを受けた円買いが流入した。市場には、「バーナンキ発言もやや金融緩和寄りのハト派的な内容で、日銀会合の結果も予想通りの内容だった」との見方が多い。そのなかでの、円高進行に対しては「大きく膨らんだドル買いポジションの解消を狙う動きがあった」(アナリスト)との見方が出ている。バーナンキ発言や日銀会合を契機に、一気にドル買いポジションのアンワインド(巻き戻し)が進んだ格好だ。
 今後に対しては「98円20銭前後は一目均衡表の雲の下限となっており、当面のサポートラインとなる」(同)との見方もある。先行き、どこまで円安の戻りがあるかが関心を集めている。
 ドル安基調が強まるなか、ユーロも上昇。対ドルで1ユーロ=1.3121~22ドルと同 0.0311ドルのユーロ高・ドル安で推移している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)