<私の相場観>=国際テクニカルアナリスト 武蔵 宗久氏

 アベノミクス相場の第2波の上昇相場が、7月4日に日経平均の25日移動平均線が下降ラインから上昇ラインに変化したことにより確認された。

 長期上昇相場で起こる現象として、エリオット波動では大きな上昇波は、3つに分かれ形成すると論じている。第一波は7000円程度上昇し、その後、約45%調整した。上昇の第2波が始まった理由として、25日線が日経平均だけでなく、米国市場においてNYダウとナスダック指数が7月8日に下降ラインから上昇ラインに変化したことが確認された。

 また一目均衡表において、強気相場へ変化するサインとして、一連の抵抗帯の「雲」を上に突破したことが、日経平均では7月10日に、NYダウは7月8日に確認されている。そして新値三本足では、日経平均は、1万3677円で陽転し、現在5本の陽線を入れ強気相場へ変化、NYダウは1万5135ドルで陽転し、ナスダック指数は3484で陽転。英国のFTは6307で陽転し強気相場へ突入し、その他、テクニカル指標の多くが底入れサインを出している。つれて世界的にも株式市場は強気に変化し、上昇相場が期待される。今後は日経平均で今年の高値を更新することが期待される。

 個別では野村ホールディングス<8604.T>と日立建機<6305.T>に注目したい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)