<私の相場観>=東洋証券・ストラテジスト 大塚 竜太氏

 相場環境は株高の条件が整ってきた。日経平均株価は一段の上昇が見込まれ、場合によっては今週内に1万5000円ラインも視野に入る。米国株市場が3日続けて最高値を更新し、為替市場も1ドル=100円近辺の推移と円安水準にあり、再びリスクオンの流れが意識される場面だ。

 ここ懸念材料のひとつに掲げられていた中国経済の動向は、引き続き注意が必要だが、15日発表された中国の4~6月期実質GDPは7.5%増と、足もと景気減速の確認も、想定内で不安心理はやや後退している。

 国内企業の第1四半期決算が今後徐々に明らかになってくる中、個別に上方修正銘柄などに市場の視線が向かいそうだ。

 また7月後半には参院選を通過することで相場の景色もまた変わってくる。参院選通過後のねじれ解消などによる政権基盤強化は、織り込み済みという見方を示す向きもいるが、出尽くしとはならないだろう。アベノミクスの具体政策に絡む銘柄を、現実買いの切り口で物色し直す動きが期待できそうだ。日経平均は7月末までであれば、上値1万5500円前後を試す展開も想定される。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)