<動意株・16日>(大引け)=銭高組、アイチコーポ、廣済堂など

 銭高組<1811.T>=急騰。同社は前週まで大証単独上場銘柄だったが、きょう16日に東証と大証の現物市場の統合に伴い、インデックス絡みの新たな買い入れ思惑などが株価を大きく刺激した形。きょうは朝方から動意含みだったが、寄り付き後に投機性の強い個人投資家などの買いが人気を加速させた。民間建築中心で、EPSは2円台と収益性は低いものの、PBRは0.5倍台と割り負け感が顕著で、今期復配の可能性もあるなどファンダメンタルズ面からのアプローチでも買い余地がある。

 アイチコーポレーション<6345.T>大幅高で3日続伸。ここにきて上げ足をにわかに速め、5月22日以来の新高値に歩を進めている。高所作業車や電設工事用の特装車を主力としている。ここ東電などをはじめとして、原発再稼働の思惑が電力株への投機資金流入を誘っているが、「東電向けなどに高い納入実績を誇る同社株にも物色資金が向き始めた」(市場関係者)という見方もある。フシとなっていた年初来高値580円をブレイクしたことで戻り売り圧力も解消されている。

 廣済堂<7868.T>=後場一段高。ゲームソフト用ジャケットや解説書、オーディオビジュアル関連の印刷に強みを有する金羊社との業務提携により、印刷事業での業容拡大期待が高まる一方、医療情報基盤を通じての医療機関向けのデジタルサイネージへの展開にも注目が集まっている。求人情報サービスWorkin(ワーキン)を含めて多角的な事業展開が評価され株価は強調展開となっている。

 ユナイテッド<2497.T>=ストップ高。同社は、昨年12月にモーションビートとスパイアが合併、これまで主力だったベンチャー投資からスマートフォン向けなどネット広告配信に経営の舵を切っている。そのなかスマホ向け着せ替えアプリで急速人気を博す「CocoPPa(ココッパ)」が、同社の新たな成長材料としてマーケットの注目を集めており、今年5月末以降、株価は10倍以上の大変貌を遂げている。

 日本ファルコム<3723.T>=ストップ高。9月26日には「英雄伝説 閃の軌跡」をPS3とPS Vita向けで販売予定であるうえ、12日にはPS Vita用ソフトとして「英雄伝説 碧の軌跡 Evolution」の2014年発売も発表しており、同社の看板シリーズである「軌跡」シリーズの新作展開に期待が高まっている。「英雄伝説 空の軌跡」「英雄伝説 零の軌跡」「英雄伝説 碧の軌跡」を題材とした、ソーシャルRPG「英雄伝説 夢の軌跡」を含めてモバイルゲーム分野にも注力しており、今後のソフト展開が注目される。

 大泉製作所<6618.T>=大幅高。同社はサーミスタを利用した温度センサーを主力としており、自動車向けなどに売上比率が高いことから、自動車メーカーの生産拡大で恩恵を受けやすい。アジアを中心に海外輸出比率も3割を超え、ここ再び円安含みに推移する為替動向も追い風となっている。今14年3月期は前期の最終赤字から大きく脱却する見通しにあるほか、市場では来期には12年3月期の過去最高利益2億1900万円の更新も視野に入ってくるとの見方が支配的で、業績変化期待を買う動きが顕在化したようだ。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)