米金融政策絡みのイベント多数 最大の注目はバーナンキ証言

小高く推移もバーナンキ証言待ちに
東京市場のドル/円は朝方こそ99.50円台まで小幅に上昇したものの、午後に入ると急速に動意を失い、99.30-40円前後で膠着状態となった。欧州市場に入ると99.80円台まで上昇しているが、基本的にバーナンキ米FRB議長の議会証言(21:30)までは様子見ムードが広がりそうだ。
同議長は量的緩和の縮小について、6月FOMC後の会見で「年内の縮小と来年央の終了」というロードマップを示した一方で、7月の講演では「緩和的金融政策を当面維持する」方針を表明した。市場は、一見すると正反対の議長発言を十分に消化しきれていない可能性が高く、FRBの出口戦略について、より詳しい情報を得ようとしている。
注目の証言内容は?
こうした中でバーナンキFRB議長が行う金融政策についての議会証言は、ドル相場を大きく動かす可能性が高そうだ。ある意味で私人として臨んだ講演と違い、議会証言という公の場にFRBのトップとして臨む以上、6月FOMCで示したロードマップを反故にする可能性は低いと見られ、証言内容がハト派的にものになる公算は小さいだろう。したがって、証言後にはドル高・円安の推移を見込むものの、議長は量的緩和の縮小が長期金利の上昇につながる事は避けたい意向が強いと見られる。このため金利低下を促す方向に主眼を置いたハト派的トーンの強い証言内容となる可能性も完全には否定できない。発言内容によってはドル/円が乱高下する事も考えられる。
議長証言以外にも米金融政策絡みのイベントが予定
また、本日は、スタインFRB理事(25:00)やラスキンFRB理事(26:00)の講演のほか、米地区連銀経済報告(ベージュブック、27:00)など、米金融政策に絡むイベントが多く予定されている。