いよいよ“大台を試す”か?それとも”否”か?

想定どおり、まずは前日の調整からスタート - ドル買い戻し
※ご注意:予想期間は7月19日と表示されていますが、本日(18日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 バーナンキFRB議長の議会証言を巡って、昨日はやはり荒れた値動きとなりました。

 まず想定したとおり、東京タイムは前日のドル売りを巻き戻す調整から始まりました。ジリジリと上値を模索する動きはその後も続き、紆余曲折を経ながらもNYタイム序盤には日足・一目均衡表転換線が展開する99.90円手前へと一時、値を戻しました。もっとも議会証言を控えるスケジュール感もあってそこからのさらなる上値追いには至らず、そのまま99円後半で草案公表を迎えています。
草案は冷水 - ドル急落
 そうした中で公表された草案には「債券購入ペースは事前に決まっていない」「今後の展開は経済指標次第」と、“QE(米量的緩和)の9月縮小”との思惑に再び冷水が浴びせられました。このため初期反応は“ドル売り”であり、同時に発表された住宅関連の経済指標が弱かったことも後押しして99円ライン付近へ急落しています。
しかし議長証言で一転 - ドル再上伸
 ところがその後に行われた本番(議長証言)では、「年内の債券購入縮小、来年半ばの終了との見通しに幅広い支持」「失業率7%がQE終了のメド」とのコメントが発せられました。先月FOMC後の記者会見と同様の内容であり、「米経済指標次第」との大前提もありますが、「QE縮小へのスケジュールを念頭に置いている」との見方につながったことで一転して100円の大台ライン手前まで再び急伸する“往って来い”の乱高下を演じています。

 なお「引き続き、経済活動は全般的に“穏やか”ないし“緩やか”に拡大」との判断を据え置いた米地区連銀報告〈ベージュブック〉は、特に材料視されることはありませんでした。
99円台でのレンジが続いているが…?
 こうして向かえた本日は、いよいよ“100円の大台回復を試すか?”“それとも否か?”に注目が集まるところです。

 一時100円半ばへと上伸した流動性の乏しい今週初の東京タイムを除くと、基本的に今週は99円台でのレンジ相場が続いています。日米欧の金融当局の立ち位置が異なることを背景にして下値こそ堅いものの、「米経済指標次第」との内容を踏襲した昨日のバーナンキ議会証言は特に目新しい材料ではありません。このためどんどんと上値を模索する材料にはなりづらく、NYタイム終盤のドル買いの動きもそのまま続くとは想定しづらいところです。
日足・一目均衡表の雲を上放れるも、後押し材料が欲しい…!
 テクニカル的に見ると、日足・一目均衡表の雲を上放れてきており、さらなる上値追いも期待されるところではありますが、“好内容の米経済指標”あるいは“短期筋の仕掛け的なドル買い”の後押しが欲しいところです。早速、本日は米景気先行指数にフィラデルフィア連銀製造業景気指数、さらに新規失業保険申請件数といった足元の米景気動向を占う経済指標が目白押しですので、そちらに期待したいところです。もっともそれまではまた、様子見ムードから膠着状態でしょうか・・・?
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:100.916(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:100.480(7/15高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:100.284(7/8~7/11の61.8%戻し)
上値2:100.000(大台、ピボット1stサポート、7/16高値)
上値1:99.899(日足・一目均衡表転換線、7/17高値、7/8~7/11の50%戻し)
前営業日終値:99.560
下値1:99.411(20日移動平均線)
下値2:99.008(7/17安値、大台、ピボット1stサポート)
下値3:98.868(7/16安値)
下値4:98.579(ピボット2ndサポート)
下値5:98.218(日足・一目均衡表先行スパン上限、7/11安値)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
12:02 ドル円 抵抗・支持ライン追加