<クローズアップ> 外食産業は高価格品で復活、脱デフレ追い風に利益改善へ(2)

 また、低価格路線の急先鋒とみられていた吉野家ホールディングス<9861.T>も、7月4日から高価格商品の投入に踏み切った。投入するのが「牛カルビ丼」と、夏季限定発売の「ねぎ塩ロース豚丼」で、いずれも並盛り480円と、牛丼(並盛)に比べ200円高いが、希少部位の肉を使うなど、素材とボリュームをセールスポイントにしている。

 これに先立ち、「ロイヤルホスト」や天丼店チェーン「てんや」を展開するロイヤルホールディングス<8179.T>は2011年から、〝家庭では作れない味〟を目指し、不採算店閉鎖・改装・一部業態転換を実施すると同時に、新厨房設備導入でコックが調理に専念することなどでメニューを一新、高品質の牛肉を使用した「ステーキセット」などで客単価を引き上げる戦略を推進している。これが奏功し、今年1~5月の既存店売上高が前年同期比6.3%増と極めて高い伸びを示している。

 さらに、スターバックス コーヒー ジャパン<2712.T>は、大型ソファなどくつろぎスペースをウリに、コーヒーや高単価なコーヒー系飲料「フラペチーノ」の販売が好調。オフィス街や、駅ターミナルに積極出店し、ドライブスルー併設店舗にも注力。今期末店舗数は1000店舗を目指す。同社の1~5月の既存店売上高は、前年同期比6.9%増と高い伸びを示している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)