バーナンキFRB議長議会証言を受け安心感

証言内容はややハト派的
昨日の海外時間には、バーナンキFRB議長が議会証言で「予見可能な将来において高度に緩和的な政策を維持」などとしたことからドル売りが強まる場面もありましたが、日経平均が節目の14600円を超えて上昇したことからドル円は100円台を回復しました。

欧州時間序盤、欧州株や日経平均先物が堅調に推移したことからリスク選好の動きとなって、発表された英・6月雇用統計が予想よりも強い結果だったこともあってドル円は99.80円台まで、ユーロドルは1.3160台まで、ユーロ円は131.30円台まで上昇しました。しかし、各国株価が反落する動きとなるとドル円は99.50円台まで、ユーロドルは1.3030台まで、ユーロ円は130.80円台まで反落しました。その後各国株価が反発する中、米長期金利が上昇すると、全般的にドル買いが強まりまってドル円は99.90円近くまで、ユーロ円は131.20円付近まで上昇し、ユーロドルは1.3120台まで下落幅を拡大しました。

NY時間にはいって、注目されていたバーナンキFRB議長の議会証言の原稿が公表され「予見可能な将来において高度に緩和的な政策を維持」「雇用の状況は満足する状況にはほど遠い」「量的緩和終了後もゼロ金利政策が相当期間継続」などとされていたことから米長期金利が急低下し、ドル売りが強まってドル円は99.00円台まで急落、ユーロドルは1.3170台まで上昇しました。しかし緩和引き締め観測が遠のいてNYダウ先物や、日経平均先物が上昇したことからドル円は99.40円台まで反発しました。ドル円の上昇から全般的にドル買いの流れとなって、ユーロドルは1.3120台まで反落し、ユーロ円は130.30円付近まで下落しました。その後バーナンキ議長が質疑応答の中で「FOMC内では異なる様々な見解がある」「資産買い入れ終了に向けた目安として失業率7%を用いることに幅広い支持があった」などとしたことからさらにドル買いが強まって、ドル円は99.90円台まで上昇し、ユーロドルは1.3080台まで下落しました。

NY時間午後にかけて、バーナンキ議長が「雇用見通しの明るさが低下するような場合やインフレ率が上昇する気配が感じられない場合、また緩和の度合いが不十分で責務達成が不可能だと判断されるような場合には、資産購入ペースがより長期にわたり維持される可能性がある」などと述べたことから再びドル売りが強まって、ドル円は99.30円台まで下落し、ユーロドルは1.3050台まで上昇しました。

東京時間にはいって、日経平均がなかなか上抜けできなかった14600円を上抜けて上昇していることから円売りが強まって、ドル円は100円台を回復しています。

今日の海外時間にはユーロ圏・5月経常収支、英・6月小売売上高指数、米・新規失業保険申請件数、米・7月フィラデルフィア連銀景況指数、米・6月景気先行指数の発表があるほか、バーナンキFRB議長の上院での議会証言が予定されています。