<私の相場観>=光世証券・市場営業部門トレーディンググループ課長代理 小川 英幸氏

 6月末から日経平均は一気に戻す動きとなり、1万5000円目前まで上昇した。目先の大きな材料としては参議院選挙がある。大方の予想通り自民党が圧勝すれば株価は多少上昇するかもしれないが、自民党が圧勝するという結果は市場には織り込まれていると思われ、それによる上昇が長続きするとは考えにくい。

 その後の注目材料には7月30、31日の米FOMCと8月1日のECB理事会が挙げられる。なかでも、ECB理事会では何らかの追加緩和策がとられるかも知れず、それが世界的に株価を上昇させる材料となる可能性があるだろう。

 今後、警戒したいのは自民党内の内輪もめだ。参議院の議席の過半数をとる事により、安倍首相の行いたい政策がスムーズにできるようになると考えがちだが、自民党内から投資家が期待している政策に反対する勢力が出てくることをリスク要因として考慮しておいたほうが良いと思われる。

 今後1カ月の日経平均の予想レンジは1万4000円から1万6000円と予想している。物色候補としては、売り上げが好調な百貨店や不動産関連を挙げたい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)