<話題の焦点>=LNGプラント関連、シェール革命で追い風加速

 IEA(国際エネルギー機関)の試算によると、世界のLNG(液化天然ガス)取引量は、2018年には新興国市場の需要に牽引され、2012年時点から31%増加すると予想している。

 シェールガス(オイル)革命に伴う北米でのLNG開発機運の高まりや、ロシア、アフリカなどでの低コスト・大規模でのプロジェクト計画が相次ぐなか、LNG建設投資サイクルはこれまで以上に活発化する可能性が強い。現時点で実現確度が高いと見込まれるLNGプロジェクトの建設投資を展望すると、今後5年間のLNGプラント建設関連の設備投資額は年率20%超の急成長が継続しそうだ。

 個別銘柄では、まず日揮<1963.T>に注目。同社の14年3月期営業利益は、大型案件の売上貢献および円安効果で、会社予想の695億円(前期比8.4%増)から800億円(同25%増)程度へと上方修正が期待できそうだ。3月のマレーシアのビンツルLNGプラントに加え、4月にはロシアのヤマルLNGプラントの部分受注など大型案件の受注に成功。良好な受注環境が続いている。

 千代田化工建設<6366.T>もLNG案件に関しては受注環境が極めて良好ななか、北米およびカナダで継続的に受注を獲得する可能性が高い。14年3月期の連結営業利益は会社側計画の240億円(前期比4.4%減)に対して、270億円(同7.5%増)程度への増額が期待される。東洋エンジニアリング<6330.T>も14年3月期の北米地域での受注高で前期比3倍の500億円程度に膨らむ可能性もある。このほか、LNG関連の超低温保冷工事の分野で高い技術力を誇る明星工業<1976.T>や、LNG気化装置の受注が拡大している住友精密工業<6355.T>も注目だ。

◆主なLNGプラント関連銘柄

銘柄<コード>    株価   PER

日揮<1963.T>   3830  20.5
明星工<1976.T>  410   14.8
洋エンジ<6330.T> 497   19.1
住友精密<6355.T> 403   53.3
千代建<6366.T>  1259  20.3

※株価は17日終値、単位:円、倍

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)