参議院選挙の結果と為替相場

自公で過半数なら円安進むか
日曜日に投開票が行われる参議院選挙ですが、与党、自民党、公明党の圧勝、という線は変わりそうもありません。

参議院で過半数を占めるためには122議席必要ですが、非改選議席で自民50、公明9ありますので、改選議席121の中で63議席を獲得すれば過半数に達します。また、自民党が72議席取れば、自民単独で過半数となって、衆参両院を自民党単独で過半数握ることになります。

自公で過半数となった場合、いわゆるネジレ国会の解消で、これまで安部政権が推し進めてきた経済政策がそのまま継承され、むしろ加速する、との見方から、日経平均続伸、円安、という動きになる、と予想できますが、すでにそういった結果はほぼ織り込まれていると考えられることもあって、一旦そういった動きが出た後は利食いの動きも予想されます。したがって、短期的にはともかく、中期的には緩やかな円安の継続、と予想できます。

一方自民党単独で過半数となる72議席以上の大勝利となれば、安部政権が少なくとも次の衆院選までの3年間は継続する、という見方が強まって、アベノミクスの一層の進展、という見方で株高、円安が大きく進む可能性があります。

ただ、自民党単独過半数にはリスクもあって、特に海外投資家は政権の右傾化が加速する、との危惧があります。また、公明党の同意が必要ない、ということであれば消費税増税も決定的ということになるため、景気面での懸念も持たれる可能性があります。

そういった海外勢の懸念が予想以上に大きかった場合は、一旦は日経売り、円買いが強まるリスクもあることに注意が必要でしょう。