参院選は“想定の範囲内”、しかしマーケットはまだ揺れ動く…!?

“思惑”と“ポジション調整”との狭間で揺れ動く - ドル円
 参院選を控えた先週末は、“思惑”と“ポジション調整”との狭間で揺れ動く展開でした。

 まずアルゴリズム取引の影響?と見られる日経平均先物を中心とした急落劇は、朝方に101円突破を窺っていたドル円を100円割れへと導きました。しかし一目均衡表転換線(先週末は99.78円)手前で下値を支えられると、その後は底堅い動きを見せています。

 NYタイム終盤には「自公大勝(圧勝)」「ネジレ解消」という思惑を背景にした仕掛け的な動きから再び上値を模索する場面も見られましたが、当該思惑は「アベノミクスの進展を促す」と歓迎する声がある反面、「憲法改正やTPP(環太平洋パートナーシップ)等」へとメインテーマが変わることで「アベノミクスや成長戦略は後回しにされる」と懸念する声も少なくありません。このため100円半ばでは上値を押さえられ、そのまま先週の取引を終えています。
参院選は“想定の範囲内”、週明けは静かな立ち上がり…
 そして行われた参院選は、下馬評どおり「自公大勝(圧勝)」でした。このため事前に想定された結果でもあり、懸念された週初オープニングのギャップアップ等もない静かな立ち上がりを見せています。しかしながらこうした動きはあくまでも“現時点において”の可能性が高く、まだまだ揺れ動く展開は想定しておかなければならないところです。
しかし今週は“イベントの谷間”、まだポジション調整は入る…?
 「ネジレ解消」は「アベノミクス進展」への思惑を連想されやすく、基本的には“日経平均上昇と円売りを促しやすい”と見られます。しかしながら今週は「先週のバーナンキ議長の議会証言」と「30-31日のFOMC(米連邦公開市場委員会)」の谷間に当ることから、“米国発の新たな思惑が台頭しづらい週”である中で、前記した思惑は「アベノミクスや成長戦略は後回しにされる」との見方と背中合わせでもあります。このため目先はポジション調整が入りやすく、参院選というイベントを終えた材料出尽くし感がポジション調整をさらに進行させてもおかしくありません。
“下値は支えられやすい”が“上値も重い”…!?
 テクニカル的には99円後半から98円後半に主要な抵抗ラインが凝縮して展開しており、“下値が支えられやすい”環境といえます。それでももうしばらくは、“上値の重い展開”を想定しておきたいところです。少なくとも5月高値(103.726円)と今月8日高値(101.532円)を結んだトレンドライン(本日は100.88円付近)を、明確に越えてくるまでは…!?
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:101.532(7/8高値)
上値4:101.442(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:101.000(大台)
上値2:100.943(ピボット1stレジスタンス)
上値1:100.866(7/19高値、5/22高値-7/8高値を結ぶトレンドライン)
前営業日終値:100.444
下値1:100.000(大台、7/16高値)
下値2:99.873(7/11~7/19の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値3:99.689(20日移動平均線、日足・一目均衡表転換線)
下値4:99.566(7/11~7/19の50%押し)
下値5:99.454(50日移動平均線、7/18安値)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
10:51 ドル円 抵抗・支持ライン追加