<参院選通過後の相場をどうみる> ブーケ・ド・フルーレット代表・馬渕治好氏

 今回の参院選については与党の圧勝も衆参のねじれ解消も株式市場にとってプラス材料には違いないものの、事前の想定内でインパクトに乏しく、目先的には材料出尽くし的な時間帯となるのはやむを得ないところ。
 改憲勢力が3分の2を超えなかったことは、憲法改正というテーマにおいて政治的な意味は大きかったと思われるが、マーケットにすればあまり影響はない。一方、安倍政権の基盤強化が実現したことで、経済政策面からアベノミクスの本格始動が意識され、中期的には政策テーマを改めて洗い直す動きが顕在化しよう。
 とはいえ、足もと米国では前週にバーナンキFRB議長の議会証言があり、国内は参院選投開票を通過したことで、マクロ的な手掛かり材料が一巡した。今後は企業決算発表というミクロ的な材料のほうに注目が集まる。国内企業決算は4~6月期は改善色を強めており、高額商品だけでなく、個人消費全般に回復傾向がみられる。全体的にも今のところ市場コンセンサスを下振れるような感じはなく、追い風材料としての要素が強い。
 米国で日本時間今晩に6月の中古住宅販売件数が発表され、明後日24日には6月の新築住宅販売件数の発表が予定されている。これについては為替の変動要因として注意が必要だが、基本的に日経平均はもみ合いを継続し、当面1万4000円台で強弱観の綱引きが繰り広げられそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)