<動意株・22日>(大引け)=銭高組、フルキャスト、アウトソーシングなど

 銭高組<1811.T>連日の急騰=07年11月以来約5年8カ月ぶりの高値水準に歩を進めた。同社は東証と大証の現物市場の統合に伴い、元大証単独上場銘柄として、インデックス絡みの新たな買い入れ思惑などが株価変貌の原動力。民間建築中心ながら官公庁向けにも実績豊でアベノミクスの公共投資拡大の恩恵に期待。目先急騰したがPBRは依然として0.5倍台と会社解散価値の半値近くの水準にあり、今期復配の可能性も背景に人気が加速している。

 フルキャストホールディングス<4848.T>=続急騰。短期資金の物色対象として急浮上している。株価は7月4日と8日につけた戻り高値264円を前週末に大陽線で上抜き、一気に戻り足が強まった。参院選での自民党圧勝でアベノミクスによる人材需要の喚起が、同社の収益環境を後押ししている。6月末の株式1株を100株にする株式分割を実施したが、分割後の6月27日以降、市場では特定資金の買い仕掛けも観測されていた。

 アウトソーシング<2427.T>=ストップ高。株価は7月初旬以降、5日・25日移動平均線に頭を押さえられていたが、きょう一気にまとめて上抜き、底練り状態からの脱却を明示している。アベノミクスの成長戦略ではグローバル人材育成が掲げられており、人材ビジネスを手掛ける企業にとって環境は追い風だ。同社の12年12月期純利益が3.3倍と急回復を果たしたが、続く13年12月期も会社側は56%増の10億円を計画するなど好調。

 NOK<7240.T>=反発。19日に2014年3月期第2四半期(4~9月)連結業績予想の増額修正を発表したことが好感されている。売上高は従来見通しの2590億円を2694億円(前年同期比3.3%増)に見直したほか、経常利益は70億円を122億円(同14.5%減)、純利益は38億円を59億円(同27.9% 減)に増額した。米国での自動車販売が好調で自動車向けシールの販売が増加した。また、ロール事業の構造改革の進展や円安効果も収益を押し上げた。2014年3月期の見通しは据え置いており先行きの増額期待も出ている。

 エーアンドエーマテリアル<5391.T>=買われる。参院選は与党が圧勝し、自民党は現行制度で過去最高の議席を確保するなど最高の形で「ねじれ国会」が解消、これにより公共投資拡大などアベノミクスの一層の進展が期待されている。そのなか同社は太平洋セメントが4割強の株式を保有する同グループ中核の一社。「国土強靭化」の政策恩恵が見込まれるなかで今3月期は建材事業が好調に推移しており、最終損益は黒字化が見込まれる。株価は一時6月19日以来の100円大台を回復した。

 メタルアート<5644.T>=急反発。東証への市場統合後となった16日以降は350円台でのもみ合いとなっていたが、旧大証の主力株の一角が頑強な動きとなるなかで、熱間・冷間複合鍛造を世界に先駆けて開発、大手自動車メーカー向けに絶大な信頼を得ている同社の好実態を見直す動きとなっている。今3月期は通期連結営業利益で17億円(前期比7.0%増)の見通しで一株純資産615円60銭からも割安感は高い。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)