<私の相場観>=インベストラスト・代表取締役 福永 博之氏

 参院選での自民党圧勝に伴う〝ねじれ〟の解消で、国会運営の円滑化が予想され、新たな経済政策が打ち出される期待感が高まっている。

 ただ、当面は本格化する14年3月期決算企業の第1四半期の決算発表に関心が向きそうだ。具体的には、23日=日本電産<6594.T>、24日=キヤノン<7751.T>、24日=信越化学工業<4063.T>、アドバンテスト<6857.T>、日産自動車<7201.T>など主力輸出企業の発表が相次ぐ。

 期初の想定為替レートに比較して大幅な円安・ドル高が進行しているなかで、業績上方修正の機運は高まりつつある。ただ、第1四半期であるだけに、企業サイドとしても、明確な上方修正に踏み切るケースは少ないものとみられる。したがって、営業利益などの通期計画に対する進ちょく率を吟味することが重要となってくる。

 もし、決算による材料出尽くし感から調整する場面があっても、75日移動平均線近辺の1万4000円が下値メドで、その水準から再び上昇に転じることになりそうだ。セクターとしては、輸出関連の自動車、好調な夏物を含めた小売りに注目したい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)