<話題の焦点>=道路株が上昇ロードへ、日本再興戦略で再注目場面が迫る

 参院選通過で衆参「ねじれ解消」となり、安倍首相の政権基盤が一段と堅固になった。こうなると、株式市場では再びアベノミクスに関連するテーマで銘柄が買い直される可能性が出てくる。

 去る6月14日に安倍首相が打ち出したアベノミクスの成長戦略、「日本再興戦略」では道路の補修・長寿命化などがひとつの柱となっている。

 くしくも、ここにきて2020年の東京オリンピック招致が現実味を帯びつつある。実現すれば、一般道路や高速道路など主要交通網の整備は待ったなしとなってくる。さらに、オリンピック期間終了後も開催効果による外国人観光客の増加が見込まれ、インフラの要を担う道路の安全性や便利性は、今まで以上に重視される。

 また、近い将来に発生が予想される南海トラフ地震など、大規模な地震災害に備える意味でも道路の補修・長寿命化は必須の課題である。

 こうした観点から、道路関連株を取り巻く事業機会は今後大きく膨らむことになりそうだ。

 橋梁など構造物補修で独自の技術を持つショーボンドHDや特殊土木を主力とし耐震補強で実績豊富なライト工、さらに、道路舗装ではNIPPOや東亜道などに活躍余地がある。

 このほか、ゼネコンも注目だ。道路事業を完全子会社化している大成建や首都圏の都市開発で実力を発揮する大林組などの存在も見逃せない。

◆政策恩恵とオリンピック招致で浮上する道路関連株

銘 柄(コード)     PER(倍) PBR(倍) 株価(円)

ショーボンドHD<1414.T> 28.2   2.47   4175
大成建<1801.T>      25.8   1.36    408
大林組<1802.T>      29.2   1.06    567
NIPPO<1881.T>    15.9   1.05   1742
東亜道<1882.T>      15.7   1.01    467
ライト工<1926.T>     23.3   1.33    768

※株価は7月19日現在

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)