100円は重いが99円は堅い=外為どっとコム総研 神田卓也

反発するも上値は重い
本日のドル/円は朝方に99.38円まで小緩んだものの、豪ドル/米ドルでの米ドル高や日経平均の下げ渋りを眺めて99.94円まで反発した。もっとも、100.00円付近では上値の重さが見られるなど、上伸力も限られた。
米住宅市場の鈍化懸念
このところ、米経済指標に予想を下回る結果が目立っている事から(量的緩和の年内縮小観測を後退させるほどではないが)、ドルを買い進める動きは鈍りがちだ。
米経済指標の中でも、住宅着工件数、中古住宅販売件数と6月分の住宅関連指標が弱く、長期金利の上昇が住宅投資の減速につながった可能性が指摘されている。そうだとすれば、本日の6月新築住宅販売件数(23:00)にも下ブレの懸念が残る事になろう。
中国景気の失速懸念
また、本日のアジア市場で豪ドル/米ドルが下落する原因となった中国7月製造業PMIの悪化が、欧米株価に及ぼす影響にも注意する必要があるだろう。
99円台を中心にもみ合う公
ドル/円は、100円台では上値が重そうだが、米量的緩和の年内縮小観測が維持されている限り下値も堅そうで、99円台を中心としたもみ合いが続く公算だ。