調整が入った後、再び上方向を窺えるか…?

“新たな材料”は、積み重なって上方向へ… - ドル円
※ご注意:予想期間は7月26日と表示されていますが、本日(25日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 “新たな材料”が飛び出しかねないイベントの数々は、いずれもドル円にとって上方向を指し示すものばかりでした。

 豪4-6月消費者物価指数(CPI)はそれほどの影響はありませんでしたが、中国7月HSBC製造業PMI(購買担当者景気指数)の悪化は対円・対ドル共に豪ドルを押し下げました。しかし対円よりも対ドルにおける豪ドル売りが勝ったことで、必然的にドル円には上昇圧力がかかりました。

 仏・独・欧の7月製造業/サービス業PMIは、想定以上に好内容でした。このため“ユーロ圏のセンチメント改善を促す”という事前想定とは逆の格好となり、リスク選好姿勢の台頭は円売りをもたらしました。

 そして発表された米7月新築住宅販売件数は、約5年ぶりとなる49.7万件へと拡大する好内容でした。こちらも“ドル買いニーズを高めるサプライズ”と、22日の中古住宅販売件数とは逆の捉えられ方となり、米景況への楽観論は増幅していきました。こうして米長期金利の上昇と共に全面高となったドル円は、100円半ばへと上値を拡大していきました。
“7/22高値(100.615円)”“7/19高値(100.866円)”を突破できるか…?
 こうして迎えた本日は、「“7/22高値(100.615円)”ならびに“7/19高値(100.866円)”を突破できるか?」がポイントと見られます。特に後者には“5/22高値と7/8高値を結んだトレンドライン”も展開しており、同ラインの突破は“ストップロスを絡め”ながら“101.00円ライン”および“7/8高値(101.532円)”を目指すといった展開が期待されるからです。
調整入り後、再度上値を窺えるかがポイント - 本日も注目指標有
 一方でその手前には、“かなりのドル売りオーダー”が展開していると考えるのが自然です。また昨日は“ドル買い材料の連鎖”から上値を拡大しましたが、“材料が揃い過ぎ”の感がある割に“上値が押さえられている”ようにも感じます。何より本日も、欧州景況感を探る上で重要視される独7月IFO企業景況感指数や英4-6月期GDP速報値が予定されており、また米耐久財受注や新規失業保険申請件数は米景況感を探る上で注視される経済指標となります。

 米7年債入札が予定されるスケジュールまで考えると、“昨日の上昇に対するポジション調整”が一旦入り、それを“下値を拾う動き”で支えた後に、再び前記した「“7/22高値(100.615円)”“7/19高値(100.866円)”を窺いにいけるか?」が、本日のポイントと見たいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:101.532(7/8高値)
上値4:101.084(ピボット2ndレジスタンス、大台)
上値3:100.866(7/19高値、5/22高値-7/8高値を結ぶトレンドライン)
上値2:100.615(7/22高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:100.435(7/24高値)
前営業日終値:100.239
下値1:99.956(20日移動平均線、日足・一目均衡表転換線、大台)
下値2:99.590(ピボット1stサポート)
下値3:99.306(50日移動平均線、7/24安値)
下値4:99.134(7/23安値)
下値5:99.008(7/17安値、ピボット2ndサポート、大台)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
12:25 ドル円 抵抗・支持ライン追加