<検証話題株・ソフトバンク> 米スプリント買収で新局面入り、13年の時を経て世界に夢馳せる(1)

 ソフトバンク<9984.T>は今月11日、米携帯電話大手スプリント・ネクステルの買収に成功、株価上昇もさることながら日々の売買代金の厚みが、今の東京市場における同社株に対する注目度の高さを証明している。個人投資家の売買対象としても常に一頭地を抜く存在である同社株の株価軌跡にスポットをあてた。

 ソフトバンクはかつて、99年から2000年にかけてのITバブル相場で、良くも悪くもその象徴株として東京市場に君臨した。しかし、その後のITバブル崩壊では、激しい下げ相場の洗礼を受けたこともベテラン投資家であれば鮮烈に記憶しているはずだ。

 そして現在、13年の時を経て、再び株価は6000円台を突破し、ITバブル冷めやらぬ2000年6月以来の高値水準(株式分割後修正値)に到達。ITバブル崩壊という「究極の理想買い」の反動で滑落した断崖を、現実買いのステージで登り直すという、まさに歴史的な大出直り相場といってもよい。

 株価は週足ゴールデンクロスを示現した今年1月最終週から2月初旬にかけて3500円近辺へ急伸し、中期上昇トレンドへの突入を明示。13週移動平均線を上抜き、以後現在に至るまで13週移動平均線と接触したのは、全体指数が波乱含みに調整した6月第3週のただ一度だけだ。この半年で3000円強だった株価は6500円前後まで2倍以上に化けた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)