<私の相場観>=外為オンライン・シニアアナリスト 佐藤 正和氏

 7月の議会証言でバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、金融緩和に前向きなハト派的な発言を行った。量的緩和縮小は「既定路線ではない」との趣旨の内容から、早期縮小の見方は後退している。依然、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)からの量的緩和の縮小開始という見方は有力だが、今後の米国経済指標の内容により状況は左右されそうだ。

 特に、当面注目されるのは31日の米4~6月期国内総生産(GDP)速報、それに8月2日の米7月雇用統計となる。9月の米雇用統計を含め、雇用者数の増加が20万人を超えるような強い数字が出れば、一気にドル高・円安が進む事態も考えられる。

 今後1カ月程度のドル円相場のレンジは、1ドル=98~102円前後を想定している。基本的にはドル高・円安のトレンドを見ているが、上下どちらかに放れた方向に一気に相場は動く可能性もある。同じくユーロドルは1ユーロ=1.28~34ドル前後、ユーロ円は1ユーロ=128~134円前後、豪ドル円は1豪ドル=90~94円前後を見込んでいる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)