レンジブレイクのカギは米長期金利に=外為どっとコム総研 神田卓也

東京市場は100円挟みのもみ合い継続
ドル/円は、前日の海外市場で強まったドル高の流れを引き継いで100.40円台へ上昇したものの、冴えない日経平均の動きや本邦輸出企業によるドル売り観測などから99.70円台まで弱含んだ。結果的には、100.00円を挟んだもみ合いが続いており、方向感に乏しい展開だ。
レンジブレイクの可能性があるとすれば・・・
99円台前半の下値が堅い一方で100円台前半の上値は重いというレンジ色の強い展開が続いており、本日の海外市場でも明確な方向感は出にくいとみるが、レンジブレイクのきっかけとなる可能性があるとすれば、米長期金利がどちらかに大きく動いた場合であろう。
経済指標・国債入札・FRB議長後任人事
昨日は、住宅関連の経済指標の好結果や5年債入札の不調に加え、サマーズ元国家経済会議(NEC)委員長が次期FRB議長の有力候補として浮上した事が長期金利の上昇につながった(もう1人の有力候補であるイエレン現FRB副議長ほどハト派的ではないと見られるため)。
米新規失業保険申請件数、米6月耐久財受注(いずれも21:30)、米7年債入札(26:00)の結果とともに、FRB議長の後任人事に関する観測報道にも注意が必要だろう。