週末前のポジション整理の動きに注意=外為どっとコム総研 ジェルベズ久美子

週末前のポジション整理の動きに注意
ドル/円はやはり方向感を見出せないでいる。
昨日はごく一部に残っていた7月31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での量的緩和縮小観測が後退したことで、ドル安が進み、99円を一時割り込んだ。ただ、この可能性を見ていた市場関係者は少なかったことから、下げ幅は限られたものと考えられる。

本日のドル/円は材料難で、株・米長期金利次第の主体性に乏しい展開が予想される。株・米長期金利が上昇すれば、ドル/円は昨日の下げ幅をジリジリと圧縮する流れになろう。ただ、今朝時点の水準は7月後半のレンジの下限付近である。つまり、この水準でドル売りの勢いが再度強まれば、レンジの下限(98.88円)を下放れる可能性があると言える。特に、本日は週末前のポジション整理なども出やすく、そうした急な動きによるストップロスを巻き込んだ下げには警戒したい。
なお、98.88円を割り込むと、次のターゲットは100日移動平均線(98.42円)と見る。