再び“下値堅め”を軸、まだ“上を下へと揺れ動く”…!?

軟調なアジア株式・芳しくない米経済指標 - ドル円下落
※ご注意:予想期間は7月27日と表示されていますが、本日(26日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 “前日の上昇に対する調整局面”を東京タイム序盤から迎えたドル円でしたが、期待された「“下値を確認”した後に“反発”」という動きは欧州・NYタイムに移っても見ることはできませんでした。

 アジア株式の軟調が調整のキッカケですが、前日高値(100.435円)付近で“急に上値が重くなった”ことが“調整圧力をより後押し”したと見られるところです。またNYタイムに発表された新規失業保険申請件数は事前予想に届かず、米6月耐久財受注こそ増加傾向を維持(+4.2%)したものの、一時的な増減幅が大きい輸送用機器を除くと全く伸びていない(±0.0%)ことも明らかにされました。

 さらに「30-31日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では、QE(米量的緩和)維持の方向でフォワードガイダンス(示唆発言)を見直す可能性」とウォールストリートジャーナル(WSJ)紙が報じるなど、前日とは打って変わって“ドル売り材料が連鎖”する格好となっています。こうして上昇傾向を見せていた米国債利回りの失速と共に99円ラインを割り込むところまで値を落とすなど、ドル売り圧力は加速していきました。
まず“下値追い”に要警戒…!
 こうして“思った以上?に下値を拡大”する格好となって迎えた本日は、再び“下値堅め”を軸(基本路線)に据えた動きを想定したいところです。

 昨日のドル売りは“調整局面”という意味の他に、“QE長期化への思惑”が後押しした感が否めません。このためリスク回避姿勢の台頭から“株安・円高圧力が増す”可能性は否定できず、昨日安値(98.876円)を割り込みにかかる下値追いの動きが出てこないとも限りません。
昨日とは逆…、“材料が揃った”割りに“下値が支えられた”?
 しかしながら昨日とは逆に、“(ドル売り)材料が揃った”割りに“下値が支えられた”ようにも感じられるところです。何より“日米欧金融当局の立ち位置の違い”を鑑みると、やはり“下値では買い拾う動き”は出てきやすいと考えるのが自然となります。そうした中で週末を迎える本日は、昨日以上にポジション調整が入りやすいとも考えられるところです。

 リスク回避姿勢も台頭しやすいマーケット環境でもありますが、“明確な方向性”を見出すことができない状況も続いています。“下値堅め”を軸(基本路線)に、まだ“上を下へと揺れ動く”展開を想定したいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:100.866(7/19高値、5/22高値-7/8高値を結ぶトレンドライン)
上値4100.449(7/24-25高値)
上値3:100.203(ピボット1stレジスタンス)
上値2:99.909(20日移動平均線、7/19~7/25の50%戻し)
上値1:99.803(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:99.293
下値1:98.876(7/25安値)
下値2:98.748(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値3:98.432(100日移動平均線)
下値4:97.966(ピボット2ndサポート、大台)
下値5:97.582(日足・一目均衡表先行スパン下限)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
12:14 ドル円 抵抗・支持ライン追加