続・6月暴落再現を左右する「120日線トレード」

続・6月暴落再現を左右する「120日線トレード」
 「夏枯れ」といった方向感のない展開が、ついにドル安・円高方向へ弾みがつくのかといった状況になってきました。さて、脱「夏枯れ」の一波乱となるか。それはズバリ、97円台後半が重大分岐点になるのではないでしょうか。
 ≪資料1≫はヘッジファンドなど投機筋のポジションを反映しているCFTC統計の円ポジションです。それは足元、記録的なドル買い・円売りが続いています。
 では、そんなドル買い・円売りが始まったのはいつかといえば、昨年10月下旬でした。それは、ドルが120日移動平均線を上回り始めたタイミングでもあったのです≪資料2参照≫。そして、そんな120日線をドルが昨年10月下旬以来で下回ったのが今年の6月中旬だったのです。それを前後して、ドルは一時93円まで急落しました。
 要するに、ドルは120日線を上回ったら一段高となり、そして、120日線を割れたら急落したわけです。なぜ、結果的にこんなふうに120日線とドルの動きが密接な関係になっていたかといえば、それはCFTC統計が示す通り、ドル円のリードオフマンであるヘッジファンドなど投機筋の取引と、120日線に密接な関係がありそうだからです。
 さて、細かいことはともかく、そんなドル円の方向性に重大な影響力を持ってきた120日線は、足元97円台後半まで上昇してきました。ということは、数日以内のドル円の重大分岐点は97円台後半であり、それをもしも割れるようなら、6月のように突如として、波乱のドル安・円高で大騒ぎになる可能性があるのかもしれません。(了)