東京株式(前引け)=円高など嫌気して大幅続落 

 29日前引けの日経平均株価は前週末比319円安の1万3810円と大幅続落。前場の東証1部の売買高概算は13億4830万株、売買代金は1兆1162億円。値上がり銘柄数は75、対して値下がり銘柄数は1649、変わらずは22銘柄だった。全体の94%強の銘柄が値を下げる全面安商状となっている。
 きょう前場の東京株式市場は、大きく売り先行でスタート。寄り付きの日経平均株価は前週末比230円安と大幅続落で1万4000円台を割り込んで始まったが、寄り後も押し目買いの動きは限定的で徐々に下げ幅を広げる展開となった。為替市場では足もと1ドル=97円台70~80銭の推移と急速に円買いが進んでおり、主力株中心に売り圧力が強い。また、明白な悪材料がない中で前週末の432円安に続く急落で、ヘッジファンドによる為替の円買いとリンクした売り仕掛け的な動きも観測されている。全般地合い悪もあり、国内企業の4~6月期決算が大幅増益でも利益確定売りが先行する銘柄が多くなっている。
 個別では売買代金上位50傑で値上がりはわずか2銘柄。トヨタ、マツダ、ホンダなど自動車株が急落、ソフトバンクも軟調。三井住友、三菱UFJなど大手銀行が安く、コマツ、ソニーなども売られた。ソースネクスト、GMOなども大幅安。ファーストリテも大きく値を下げた。半面、ファナックが大幅高で主力株の中では唯一異彩を放ったほか、ネオスが一時ストップ高に買われるなど集中人気継続。メガチップスも大幅高。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)