<私の相場観>=証券ジャパン・調査情報部長 大谷 正之氏

 当面は、6月13日の安値から7月19日の高値までの上昇幅の半値押しに相当する1万3684円近辺の水準が下値メドとなりそうだ。

 今回の調整の背景には、今週開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)で、金融緩和継続が打ち出されると円高・ドル安が進行するという懸念がある。さらに、株価指数先物の裁定買い残が積み上がってることが、解消売りを加速させる要因となっているようだ。

 発表が本格化している4~6月期決算については、中国景気への不安や円高推移はあるものの、アナリストの期待感のハードルがやや高すぎて、決算の数値がその水準に達していないことへの失望感があるようだ。

 個別銘柄では「ラップ口座」や「確定拠出年金」さらに、祖父母が孫に教育資金を一括で贈与する際、1500万円まで非課税とする「教育資金贈与信託」などの拡大でビジネスチャンスが広がる三井住友トラスト・ホールディングス<8309.T>に注目したい。さらに、航空宇宙関連でIHI<7013.T>、電子部品関連で好業績の日本航空電子工業<6807.T>も見逃せない。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)