31日FOMCまでは上値が重い展開=外為どっとコム総研 神田卓也

ドル円は東京市場で約1ヶ月ぶり安値へ
週明け29日の東京市場のドル/円は、アジア株の軟調推移を背景に弱含みで推移した。米FRBの異例の低金利政策が長期化するとの観測が浮上している事も重石となり、一時約1ヶ月ぶりの安値となる97.60円台まで下落した。
米長期金利の低下基調が重石に
売り一巡後は98.00円台に小戻しているが、30-31日に開催される米FOMCを前に戻りは限られそうだ。
先週25日付けの米ウォールストリート・ジャーナル紙が、「FRBは次回FOMCで、金融政策の見通しを示す『フォワードガイダンス』を、より詳細にするか、修正する可能性がある」と報じた。この報道をきっかけに、たとえ量的緩和が終了してもFRBは実質ゼロ金利政策を当面維持するとの見方が広がったため、米長期金利が低下基調をたどっており、ドルが急反発する可能性は小さいだろう。
ドルの上値は重そう
本日、米国で発表される6月中古住宅販売成約(23:00)が好結果となった場合や、株価が上昇(実質ゼロ金利の長期化観測を好感して)した場合は、ややドル高に振れる可能性もあるが、100日移動平均線(執筆時点:98.43円)や日足一目均衡表の雲の上限(98.76円)が上値抵抗となりそうだ。