<動意株・30日>(大引け)=アドアーズ、楽天、ワコムなど

 アドアーズ<4712.T>=続急伸。材料株素地に富み、ここ継続的な買い資金の流入で株価水準を大きく切り上げており、市場筋の間では特定資金による買い攻勢思惑も浮上している。同社はアミューズメント施設を運営、筆頭株主はJトラストであり非金融事業のグループ企業として業績急回復途上にある。超党派の国会議員で作るカジノ議連(国際観光産業振興議員連盟)は秋の臨時国会にカジノ解禁に向けた法案を提出する準備を進めており、関連銘柄へのマークも強まっている。

 楽天<4755.T>=7日ぶり急反発。29日発表した子会社楽天証券の13年4~6月期の営業収益(売上高)は前年同期比2.8倍となる136億2400万円、最終利益は同4.6倍となる42億3200万円と好調だった。ここ株価は下げが続き値ごろ感も生じており、楽天証券の好業績を好感する形で買いが優勢となっている。

 ワコム<6727.T>が反発。ここ値動きの重さから見切り売りが続いていたが、下値のフシとみられていた900円台絡みで下げ止まり切り返しに転じている。ペン入力のタブレット端末で世界トップシェアを誇る。スマートフォンやタブレット端末の普及加速でタッチパネル市場の急成長が続く中、同社の事業機会も急拡大している。タッチパネルの市場規模は14年度に4兆円弱に達する見込み。この流れを背景に同社の業績は14年3月期最終利益が前期比54%増益の73億7000万円見通しと大幅ピーク利益更新が続く。

 日本冶金工業<5480.T>=急反発。29日引け後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高281億7500万円(前年同期比1.6%増)、経常利益9億9800万円(前年同期14億8500万円の赤字)と黒字転換したことを好感。一般材の販売数量が前年同期を上回ったことに加えて、ニッケル相場の安定、為替の円安、さらには昨年10月に発表した「総コスト削減計画」による施策の実行などが利益を押し上げたようだ。

 ルネサスエレクトロニクス<6723.T>=急反発。29日引け後にグループ組織の再編を発表したことを好感。10月1日付で100%販売子会社を本体に取り込むほか、設計・応用技術会や設計支援会社、製造会社について集約を進めるという。間接部門の効率化や人件費の削減などが期待できるとの見方が強まっているようだ。

 大研医器<7775.T>=反発。あす31日に今14年3月期の第1四半期決算を発表予定であることから好内容への期待が高まっている。同社は真空吸引器や殺菌水製造装置など感染防止分野に強みを有しており、最先端の医療機器を多数手掛けており、病棟用吸引器のキューインポットを筆頭に好調に推移、今通期は売上高75億2000万円(前期比6.4%増)、営業利益13億500万円(同3.5%増)と増収増益を見込んでいる。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)